今回は四国百名山の一つでもある瓶ヶ森(かめがもり)に親子登山をしてきました!
登山のメンバーは3歳妹・7歳姉・私(ママ)・パパの4人です。
親子登山をする上で、できたら子供たちに自分の足で登山を楽しんでもらいたい!
けれど、果たして3歳からでも『瓶ヶ森』って登れるんだろうか…?と気になりますよね。
今回は親子登山の魅力や、『瓶ヶ森』の親子登山リアル体験レビューを紹介していきます。
- 親子登山に瓶ヶ森がおすすめな理由
- 親子登山の魅力
- 3歳からでも瓶ヶ森の登山は可能なのか
- 親子登山のリアル体験レビュー
親子登山に瓶ヶ森を選んだ理由
私たちが親子登山に瓶ヶ森を選んだ理由は3つあります。
- 標高が高くて夏でも涼しいから。
- 距離も長すぎず、短すぎずで登山を楽しめる。
- 登山中に周りの景色がよく見えて綺麗
まとめると、<標高が高く景色が楽しめるのに初心者向けだから>という理由です。
標高は高いのですが、だいぶ上まで車で登れるため初心者向けなのだと思います。
子供たちの登山デビューにもってこいの場所です!
※瓶ヶ森の登山口は駐車場にあります。
瓶ヶ森(かめがもり)は、四国山地西部の石鎚山脈に属する山である。標高1,897 m。日本三百名山および四国百名山の一つに数えられる。愛媛県第三の高峰で、四国でも二ノ森に次いで5位、西日本でも八経ヶ岳に次いで7位となる。瓶ヶ森の名称は山頂西側の湧水のたまる瓶壺(かめつぼ)に由来する。
引用:Wikipedia
親子登山の魅力とは?
親子登山にはたくさんの魅力が詰まっていますが、今回は特に私が魅力に感じている3点に絞ってお話していきたいと思います!
親子で一つの目標に向かって頑張れる
登山は苦難も多いですが、その分みんなが1つの目標に向かって頑張れるのは親子登山の醍醐味ともいえます。
道は平坦なところばかりではなく、険しい道も多くあります。
ですが、みんなで声を掛け合って励まし合いながら頑張ったり、歌を歌いながら歩いたり、アスレチックなところを冒険感覚で進んだりと様々な経験を積める場でもあります。
そういったことを積み重ねて家族全員で登頂した時の達成感は何事にも代えがたいものです。
挨拶がしっかりできる子になる
登山をしていると、他の登山者の方々ともよくすれ違います。
皆さん通り過ぎる時には「こんにちは」と気持ちの良い挨拶をしてくれるので、こちらも勿論挨拶を返しますし、挨拶をすることが普通になっているので、自然と挨拶ができるようになります。
最初は恥ずかしがっていた娘たちでしたが、次第に自分から進んで挨拶をするようになっていきましたよ
他にも子供たちが頑張って歩いている姿を見て「頑張って歩いてえらいね」「すごいね!」「頑張ってね」と優しい言葉をかけてくれる登山者の方々もいます。
それに対して「ありがとうございます!」と返事が出来るようになったりと、登山をしている中でもコミュニケーション力を身に着けていくことができるんです。
こんなにあたたかいコミュニケーションを取ることができる登山ってやっぱりいいな、と改めて思う瞬間でもあります。
登山に挑んだという自信がつく
登山という大きな目標に挑んだという経験は、子供にとって非常に自信になります。
これから多少の困難が待ち受けていたとしても
「あのとき自分は登山でしんどい中でも頑張ることができたから、〇〇〇も頑張れる!」という気持ちできっと次の困難にも打ち勝つための武器になります。
普段の子育ての中でも「瓶ヶ森を自分で登ることができた〇〇ちゃんなら、大丈夫だよ!」と声掛けをすることで更に、子供の自己肯定感も上がりますよ!
瓶ヶ森は3歳からでも登山可能?
結論から言うと3歳からの登山は可能です!
3歳妹は最初から最後まで自分の力で登頂し、そして下山ができました。
とはいえ簡単な道のりでないのは確かです。
後ほどどんな雰囲気で瓶ヶ森の親子登山をしたのか。
こちらをリアルな声でお届けしたいと思います!
ちなみに瓶ヶ森に親子登山に来たのは今回が2回目で、初めて行ったのは下の子がまだ2歳の頃でした。
2歳でももちろん登山は可能ですが、自分の足で歩くことが難しく抱っこやおんぶをする事が多かった記憶があります。
その際には抱っこ紐は使わず、私と旦那が交代で抱っこやおんぶをしていましたよ。
瓶ヶ森の親子登山のリアル体験レビュー!
では早速『瓶ヶ森』の親子登山をレビューをしていきます!
特に3歳ぐらいのお子さんを連れて瓶ヶ森で親子登山をしてみようと考えられてる方にはリアルな感想をお伝えできるので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
『瓶ヶ森』親子登山のタイムスケジュール
- 11:50頃『瓶ヶ森』の駐車場を出発
- 13:35頃女山に到着
- 13:40〜14:10山頂でランチ&おやつタイム
- 14:20頃女山を出発→男山を目指す
- 14:40頃男山に到着
- 14:50頃男山を出発→駐車場を目指す
- 15:30頃無事下山!駐車場に到着
大まかな所要時間はお昼ご飯の時間も合わせて約3時間40分でした。
女山→男山ルートで行くことをおすすめ!
瓶ヶ森には女山と男山の二つの山頂があります。
もちろん女山と男山のどちらを先に回っても良いですが、お子さんを連れて行く場合は個人的に女山を目指してから男山経由の下山ルートがおすすめです。
- 女山から駐車場に向かって下山する場合、岩がゴロゴロしている傾斜や段差のある場所を子供を連れて歩くのが大変
(正直何度も足を挫きそうになりました) - 女山から駐車場まで距離があるので、帰るまでに時間がすごくかかっている感覚になる
- 男山から下山する場合も傾斜はもちろんあるが、距離が短い分頑張れる
ちなみに私たちは今回が瓶ヶ森の親子登山2回目なのですが、
前回は男山登頂→女山から下山ルート
今回は女山登頂→男山から下山ルートでした。
両方を試した結果、先程の理由から『女山登頂から男山を目指し下山するルート』がおすすめです。
景色を楽しみながら下山したい場合には、見晴らしが良い景色の続く男山→女山ルートからの下山の方が良いかもしれません。
いざ出発!まずは女山目指します
快晴の中、駐車場を出た瞬間からやる気満々の3歳妹。
登山自体を前から楽しみにしていこともあり、瓶ヶ森の登山を冒険感覚で楽しんでくれていました。
隊列は3歳妹を先頭に7歳姉が後ろでサポートにつき、私とパパがその後ろに控えている状態です。
先頭を歩くことで冒険感覚を味わうことが出来てとても楽しそうです♪
基本的には先頭を3歳妹が歩いていたのですが、ときには7歳姉に前を歩いてもらい、後ろから着いていく場面もありました。
やっぱり3歳妹と7歳姉のどちらも一番前を歩くのが好きなようです。
登山をしたのは9月なので、地上はまだまだ猛暑日等が続いていますが、標高のある山は涼しい!
特に山の中はひんやりとした風が吹いているので、心地よく歩き進めることができましたよ。
歩くスピードや休憩タイミングは全て3歳に合わせた
今回は2回目の登山ということもあって、3歳妹が自分で歩ける範囲の登山にしようと決めていました。
基本は3歳妹のペースに合わせていたのですが、テンションが上がっているのか結構早かったので
急がなくても大丈夫だからね!休憩したいときはいつでも言ってねー!
と、こまめに声掛けをしていました。
景色や自然の堪能しながら一生懸命に歩いていく2人。
アブなどの出現にかなり心配していましたが思っている以上にいませんでした。
代わりにバッタやクモ、トンボなどがたくさんいたので、虫嫌いな子供たちが「きゃー!」と叫んでいる姿も頻繁にありました(笑)
ここまでは比較的に平坦な道が多くハイキングに近い印象でしたが、ここから先は傾斜が増えてくるので頑張って進んでいきます!
登山中の天候は晴れたり曇ったり、ガスってきたり(濃霧が出てくる)と、移り変わりが激しかったです。
『山の天気は変わりやすい』の意味がよく分かります…。
せっかくだからキレイな写真撮りたいのに景色が見えない…!!
女山の頂上を目指して進んでいきますが、適度に休憩も必要です。
休憩ポイントのベンチがあれば都度休んだり、なくても疲れたら途中で座ってこまめな水分補給の休憩を忘れずにいきます!
なんと、女山の頂上付近ではなんとうっすら紅葉している木を発見!!
紅葉していく段階を発見できるのも登山ならではですね。
さぁ、頂上までもう少しです!
女山の頂上に到着!!
駐車場から出発して、1時間45半ほどで女山の頂上に到着しました。
山頂に近づくにつれて傾斜もきつくなって疲れていた私と3歳妹でしたが、どうやら7歳姉とパパはど余裕のようでした。
お、おそるべし…!
今日のお昼休憩は持参したカップラーメン、(潰れた)メロンパン、お菓子です。
山頂で湯を沸かして食べたカップラーメンはまた格別でした♪
本当の勝負はお昼ご飯を食べからの下山
お昼休憩を終えて女山から男山に向かって出発です。
帰りも先頭を行こうとする3歳妹。
段差が高い場所や傾斜がキツいところは手を繋ぎながら進んで、あっという間に男山に到着しました。
そして、ここからが3歳妹の登山…本当の戦いはじまりです。
男山で休憩を挟んだことで疲れと満腹での満足感がきたのか、一気に眠気が来たようでした。
この写真を撮っている段階で、半分寝てました(汗)
立ったまま寝かけてる…!?
それでも最後まで自分の力で歩き抜いた!
途中眠くなって歩くのを嫌がってしまう場面もありましたが、
眠たいね、どうする?
最後まで頑張れそう?
と聞くと、
(こくん、と頷く)
声かけを何度も繰り返し、家族みんなで3歳妹を一生懸命応援しました。
「眠たいから抱っこしてほしい!」「でも最後まで頑張りたい!」という気持ちから、途中で何度もぎゅーっとしながら前に進みます。
そして……ついにゴール地点である瓶ヶ森登山口の駐車場に着きましたー!!
最後までやり切れたことに感動です…!
頑張ってやりきった子供たちに拍手です!
まとめ
瓶ヶ森は標高1,897 mで、日本三百名山および四国百名山の一つです。
標高は高いので景色もしっかり楽しめますし、なおかつ初心者向けで3歳からでも自分の力で登ることができる山なので、親子登山・子供の登山デビューにもおすすめです。
※もちろん個人差はあるかと思います。
お子さんの様子を見て、無理のない範囲で登山を楽しんでくださいね!
親子登山ををしようかなと思っている方。
ぜひ瓶ヶ森も候補の一つにいれてみてくださいね♪
最後までご覧いただきありがとうございました!