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皆さんは「もうぬげない」という絵本をご存知でしょうか。
こちらの本は「第9回MOE 絵本屋さん大賞第1位」を獲得している人気の絵本なので、
もしかしたら知っている方も多いかもしれません。
「MOE絵本屋さん大賞」とは絵本や児童書の紹介をしている雑誌『月刊MOE』が全国の絵本専門店、児童書売場担当者3,000人にアンケートを実施し、その年の絵本30冊をランキングで発表した賞となります。
MOE絵本屋さん大賞2021発表!オススメ6選 – 三洋堂書店 (sanyodo.co.jp)
「もうぬげない」は私が絵本を読んでいて一番笑ってしまった絵本です。
どんなお話の絵本なのか簡単にご紹介しますね。
絵本の登場人物は主人公である男の子とお母さんです。
お母さんは「おふろにはいりなさい」と声をかけて男の子の服を脱がそうとします。
けれど男の子は「じぶんでぬぐのに!」と、嫌がったことで服がひっかかって脱げなくなってしまいました。
そこから男の子は「どうやってもぬげない。このままぬげなかったらどうなるんだろう…」という疑問を持ち始めて、物語が始まります。
お話がすごく面白くて、子供だけではなく読み聞かせているママやパパまで楽しくなる絵本です。
面白いところはたくさんあるのですが、
おすすめ絵本『もうぬげない』の面白ポイント3つを紹介します!
絵本選びの参考にしていただけたら嬉しいです。
おすすめ絵本『もうぬげない』の面白ポイント3つ
ツッコミどころ満載
ママやパパが「はやくお風呂に入りなさい!」と子供の服を脱がそうとしても、嫌がってしまう。
これってどこの家庭でもよく見る光景ですよね。もちろん我が家でもありました。
服がひっかかったとしても、大人からすると「いやいや、だから早く脱がしてあげるよ。お風呂入ろうよ」の一言で終わってしまいそうですよね。
でもこの主人公の男の子はふと疑問に思うのです。
「このままずっとぬげなかったらどうしよう。ぼくはこのままおとなになるのかな。」と。
男の子が「どうしよう」と本気で心配しているからこそ、普通ではありえない想像に、思わずツッコんだり、くすっと笑ってしまいます。
大人が見習いたくなるほどのポジティブさが面白い
男の子、めちゃくちゃポジティブです。
「そうだよ、ぬげなかったら、ぬがなきゃいいんだ!かんたんなことじゃないか!」
とすごい極論を持ってきます(笑)
他にもいくつか問題にぶつかります。(もちろん想像の中です)
でもすぐに「だいじょうぶ!」と気持ちを切り替えられるのです。
大人になった今でも見習いたくなるようなポジティブさですよね!
男の子の課題発見と、問題解決の能力が高い
一通り読んでツッコミを繰り返した後に改めて読み返すと、男の子の課題発見と問題解決の能力が高いことにも気づきます。
- 手が使えないから、のどがかわいたらどうしよう⇒ストローをつかってのんだりくふうしよう!
- ネコがこちょこちょしたらどうしよう⇒エサをあげてかわいがってなかよくしたらだいじょうぶ!
いつまでもどうしよう、と悩まずに次々に脱がずに生活するための方法を模索している姿は、純粋にすごいなぁと感心しました。
けれども、やっぱり最後には自分では解決できない…と、壁にぶつかってしまいます。
その先はいったいどうなるのか。
これに関してはお子さんとママやパパで「このあとどうなるんだろう…」とワクワクしながら、オチまで楽しんで読んでいただきたいです。
表紙から背表紙まで、余すことなくしっかり楽しめますよ!
さいごに
最初にこの絵本を読んだのは、長女が4歳の頃でした。
あれから数年たった今でも、長女にとって大好きな絵本の一つです。
そして最近になって、長女と次女二人に「もうぬげない」を再び読み聞かせをしました。
その後、お風呂に入る前に「もうぬげない」ごっこしよう!という話になり、私はママ役で2人には男の子役をやってもらいました。2人ともノリノリで服がひっかかった状態になってくれて、いざ物語に沿って演技スタート。
最後のシーンを再現するときには凄く笑ってくれました(笑)
実際に読んだ絵本の内容をモチーフにした遊びをすると、子供ってすごく喜びます。
絵本を読むだけではなく、絵本に沿った遊びを取りに入れてあげたら、お子さんの記憶に残る絵本の一つになると思います。
「もうぬげない」ごっこは、子供と遊ぶ時間とお風呂の準備を同時進行することもできます。よければ試していただいて、素敵な親子時間を過ごしてくださいね!